「工場内の暑さ対策で有効な設備を知りたい」
「個人で工場の暑さ対策をするにはどうしたら良いのだろう?」
室内の気温が上がりやすく湿度も高い工場の作業では、暑さ対策が必須です。
本記事では工場の暑さ対策について、以下の点を中心に解説します。
・工場の暑さ対策におすすめの設備や備品
・個人でできる工場の暑さ対策
・工場の暑さ対策に役立つ補助金や助成金
工場の暑さ対策におすすめのグッズや、事業所単位で行う工場の暑さ対策などについても解説していますので、ぜひ最後までご一読ください。
工場の暑さ対策が必要な理由は以下の通りです。
・熱中症対策が義務化されたため
・従業員が熱中症になるのを防ぐため
・環境を整備することで作業効率を上げるため
・商品の品質の低下を予防するため
・従業員のモチベーションを上げるため
工場の暑さ対策をすることで得られる効果についてそれぞれ解説しますので、参考にしてください。
2025年6月の労働安全衛生規則改正により、工場への熱中症対策が義務化されています。
熱中症による死亡災害が2022・2023年の2年連続で30人レベルに達し、そのほとんどに初期症状の放置や対応の遅れが見られました。
今後も気候変動の影響により、さらなる熱中症の増加が懸念されています。
この義務化は、熱中症のおそれがある従業員を早期に発見し、適切かつ迅速な処置で重篤化を防止することが目的です。
具体的には、下記の内容が求められています。
・早期発見のための報告体制を整備すること
・応急手当の手順を策定すること
・関係者に対策の内容を周知徹底すること
対策を怠ると作業などの停止や罰金などの罰則が科せられる場合があるため、早急な対応が必要です。
高温多湿な環境で長時間作業していると、熱中症になるリスクが高まります。
最悪の場合死に至る場合もあるため、熱中症を引き起こさないために工場の暑さ対策は必須です。
労働環境が悪いと人員の流出につながり、人手不足を招いてしまうため、適切な対処をしておきましょう。
室温が高いと集中力が切れやすく、体力が消耗しやすいため作業効率が悪くなります。
一人ひとりの作業効率が悪くなると全体の効率が低下し、通常よりも作業に時間がかかってしまいます。
そして効率の低下により製造スケジュールが予定通りに進まなくなる恐れがあるため、早めに暑さ対策をしておくのがおすすめです。
また集中力が下がることで危機意識が低下し、作業中の事故につながる危険性もあります。
作業効率を維持するために、コストをかけても暑さ対策をしっかり行っておきましょう。
取り扱う商品によっては暑さで品質が悪化してしまうものもあるため、工場の暑さ対策は不可欠です。
商品の品質が低下するとお客様からクレームが出る恐れがあるため、気温が高くなる夏場は特に注意が必要です。
場合によっては大規模な損失になりかねないため、暑くなる前に対策をしておきましょう。
暑さ対策は、従業員のモチベーションアップにも寄与します。
過酷な環境下での作業はモチベーション維持が難しく、対策せずに放置すると、従業員の早期離職につながりかねません。
快適な職場環境作りや冷却グッズの支給といった従業員への配慮は、職場満足度を高め、会社への信頼感や貢献意欲を引き出せます。
長期的には職場への定着率の向上や、人材獲得に有利に働く効果も期待できるため、積極的に暑さ対策に取り組むのがおすすめです。
工場内が暑くなりやすい原因は以下の通りです。
・鉄製の屋根材が使われているため
・工場は熱がこもりやすい構造のため
・面積が広く天井が高いため
・機械から熱が発せられるため
・外気が流入しやすいため
なぜ工場の内部は暑くなりやすいのか、原因をひとつずつ解説します。
工場の屋根には、鉄製の屋根材が使われることが多いのが特徴です。
鉄は熱を吸収しやすく断熱性が低いため、屋根が高温になることで室内の温度も上がってしまいます。
猛暑日には屋根の表面温度が70~80度にまで上がり、室温が40~50度になる場合もあります。
遮熱や断熱対策をすれば屋根の温度が上がりすぎるのを抑制でき、室内の温度を適切に保てるのでしっかり対策しましょう。
工場は窓が少なくコンクリート製の壁が多いため、熱がこもりやすい構造です。
風通しが悪いと熱気がこもりやすく、室温が高温になります。
そのため大型の扇風機を設置したり空調設備を取り付けたりして、空気の流れをつくると室温を調節できます。
工場は建物が広く天井が高い造りになっているため、空調を付けても室温が下がりにくいのが特徴です。
冷たい空気が建物全体に行き渡る前に温められてしまうため、冷房の効きが悪くなります。
また荷物の搬入や出荷で入口が開けっ放しの場合、冷気が外に逃げてしまい熱い空気も入り込んでしまいます。
そこで従業員が作業する場所にスポットクーラーを設置すると必要な部分に冷気が送られ、快適に作業できるのでおすすめです。
さらに入口にビニールカーテンを取り付けておくと、冷たい空気を中に閉じ込めやすくなります。
溶接機やプレス機などの機械類とモーターやポンプから発せられる熱により、工場内の気温が上がりやすくなっています。
また機械から出る熱により、冷房をかけても追いつかない場合もあります。
この場合は機械のそばに吸排気フードを設置すると局所的な熱を取り除け、室温の上昇を抑えられるのでぜひ試してみてください。
工場の大型搬入口は、製品や資材の搬出入に不可欠です。
しかしトラックの出入りの際にシャッターを開放すると、夏場の熱い外気が大量に流れ込み、室温を上昇させてしまいます。
特に、搬出入の頻度が高い工場では、開口部が長時間開いたままの状態になりがちです。
これにより、室内の冷えた空気が外に逃げてしまうため、空調効率が著しく低下します。
搬入口の開放による外気の侵入が、工場内の温度管理を難しくしており、工場内が暑くなりやすい原因となっています。
工場の暑さ対策におすすめの設備品は下記の通りです。
・遮熱シート
・遮熱塗料
・断熱材
・屋根用スプリンクラー
・スポットクーラー
・大型扇風機
・ビニールカーテン
・吸排気フード
・自動空調システム
工場内の気温を下げ、快適な作業環境にするための設備や備品を紹介しますので、工場の暑さ対策を考えている方は参考にしてみてください。
遮熱シートとは、太陽から発せられる熱である輻射熱(ふくしゃねつ)を反射するアルミ製の金属シートのことです。
工場の屋根に熱がこもると室内に熱が放射され、室温が上昇してしまいます。
工場の屋根に遮熱シートを取り付ければ、日射による輻射熱を反射し、屋根の表面温度が上がるのを防げます。
遮熱シートはコストがあまりかからないため、手軽に工場の暑さ対策ができるのがメリットです。
ただある程度年数が経つとシートが劣化するため、張り替えが必要です。
遮熱塗料は太陽光に含まれる赤外線を反射する効果があり、工場の屋根が吸収する熱量を抑えられます。
遮熱シートと同じように輻射熱が室内に入り込む量を低減でき、気温の上昇を緩やかにします。
塗料を塗るだけであればあまりコストがかからないため初期費用を抑えられますが、経年劣化するため定期的に塗り替え工事が必要です。
断熱材は熱が高温から低温へ移動するのを遅らせる建材です。
屋根や外壁などに断熱材を施工すると、直射日光や外気温の影響を受けにくくなり、工場内の温度を一定に保ちやすくなります。
その結果、空調効率の改善につながり、省エネ効果や空調設備の負荷軽減などの効果も期待できます。
また、断熱材の施工は暖かい空気を外に逃がしにくくするため、冬の寒さ対策としても有効です。
1年を通して、作業環境の改善につながります。
屋根用のスプリンクラーを使って屋根に直接水を噴射することで、水の蒸発で屋根の温度を下げられます。
スプリンクラー自体は構造がシンプルなので通常は1日で工事が完了します。
しかしスプリンクラーを作動させると水道代や電気代がかかり続けるため、その分光熱費がかさんでしまうのがデメリットです。
また屋根に水を飛散することで、屋根の材質が劣化してしまうリスクもあります。
局所的に温度を下げるスポットクーラーや業務用の大型扇風機を使えば、効率的に工場内の空気を冷やしたり循環させたりできます。
スポットクーラーや扇風機は工事が不要で状況に応じて移動できるため、届いた日からすぐに使い始められます。
扇風機の場合は光熱費が安く、エアコンと比べてランニングコストを抑えられるのがポイントです。
また扇風機はエアコンと相性が良く、併用することで工場全体に冷気を広げられます。
ただ扇風機から出る風によってほこりが舞いやすくなるため、食品製造工場や精密機械を扱っている工場には不向きです。
従業員が作業する場所とその他のエリアをビニールカーテンで仕切ることにより、空気の移動をコントロールしやすくなり室内の温度が安定しやすくなります。
外気の侵入を防げるうえ冷やした空気を逃がしにくくなるため、冷房の設定温度は変えずに冷房効率をアップできます。
ビニールカーテンは簡単に設置でき、不要になればすぐに撤去できるのも使いやすいポイントです。
コストがかからず短時間で設置できるため、工場の暑さ対策におすすめのアイテムです。
吸排気フードを設置すると、効率的に室温を調整できます。
熱を発する場所の近くに吸排気フードを設置すると、熱気や湯気を吸って排出することで、室温が上がるのを抑えられます。
特に火力調理をする食品工場や、熱湯で汚れを落とすクリーニング工場などでは作業場が高温になるため、吸排気フードの設置がおすすめです。
自動で室温を調整してくれる自動空調システムを導入することで、適切な室温を維持できます。
手動で冷房システムの設定温度を操作するよりも効率的に室温を調整でき、光熱費の削減にもつながります。
既存の空調機器に自動空調を取り付けるだけであれば、あまり費用をかけずに工場の暑さ対策ができるので、できるだけコストを抑えたい場合におすすめです。
工場の暑さ対策におすすめのグッズは下記の通りです。
・空調服
・冷却ベスト
・吸湿性が高く冷感機能のあるインナー
・冷却タオル
・冷却マフラー
・ネッククーラー
・冷却スプレー
・ボディシート
工場内の暑さ対策をする際に便利なグッズを紹介しますので、工場で勤務されている方はぜひ取り入れてみてください。
空調服は、服の内部にファンが取り付けられた作業服のことです。
ファンによって外気を服の中に取り込み、服の内部にたまった気化熱をそで口やえり元などから排出することで、身体の温度を下げる効果があります。
冷却ベストはベストの内部に保冷剤を入れて体を冷やすもので直接身体を冷やせるため、猛暑日の暑さ対策に便利なアイテムです。
速乾吸収性の高い素材や接触冷感機能素材のインナーを着用すれば、体感温度を下げられます。
速乾性に優れた特殊繊維は水分をすぐに吸収するため、汗をかいても快適に過ごせます。
またレーヨンやキュプラなどの繊維は熱伝導率や熱拡散率に優れており、冷感作用があるのでおすすめです。
ひんやり感のある特殊素材を使ったタオルを使うと、汗を拭くだけで清涼感を得られます。
涼しさを感じられる冷却マフラーは首に巻いているだけで清涼感があり、快適に作業できるのがメリットです。
水に浸して蒸発を利用して冷やすものや保冷剤を使用して強制的に体感温度を下げる瞬冷タイプなど、さまざまな商品があります。
ネッククーラーは首にかけるだけで接触面を直接冷やせるため、手を使わずに常に暑さ対策ができます。
首元を通っている太い静脈を冷やすことで、効率よく体温を下げられるのもメリットです。
ネッククーラーはバッテリー内蔵のものや保冷剤を使用するもの、本体ごと凍らせて使用するものなど、さまざまな種類の製品が販売されています。
冷却スプレーはスプレー内の液化ガスなどを吹き付けることで、気化する際に冷感効果を得られるものです。
冷却スプレーにはガスタイプとミストタイプがあり、ガスタイプは液化ガスを放出させて使います。
噴射力が高いため広範囲に噴射でき、冷却効果も高いので素早く冷やしたいときにおすすめです。
ミストタイプは液体状で、腕や首など肌に直接吹き付けるタイプと衣服に吹き付けて使うタイプがあります。
個人でできる工場の暑さ対策は下記の通りです。
・暑熱順化
・こまめな休憩と給水
・日頃の体調管理に気を付ける
各自で行える暑さ対策の方法を解説しますので、工場での作業に従事している方はぜひ心がけてみてください。
個人でできる暑さ対策として、「暑熱順化」が挙げられます。
暑熱順化とは、体が暑さに慣れることです。
暑さに強い体を作ることで、熱中症のリスクを大幅に減らせます。
日常生活にウォーキングなどの軽い運動や入浴を取り入れることで汗をかき、体を暑さに慣れさせるのが、暑熱順化のやり方です。
これにより、発汗量や皮膚血流量が増加し、体温調節がうまくできるようになります。
暑熱順化は、個人差もありますが、数日から2週間程度かかります。
暑くなる前から暑熱順化を行い、暑さに備えることが重要です。
夏場の工場で作業をしていると多量の発汗により体内の水分や塩分が欠乏し、熱中症になる危険性が高まります。
作業の前後または休憩時に水やスポーツドリンク、経口保水液を意識的に飲むようにしてください。
0.1〜0.2%の食塩水または100mlのうちナトリウム40~80mgが含まれているものを、20~30分に1・2杯飲むのが目安です。
また長時間暑い環境で作業を続けることも熱中症リスクが高まる原因になるため、適度な休憩を取ってください。
普段からバランスの良い食事と7時間以上の十分な睡眠を取って、各自で健康管理を行いましょう。
お酒の飲みすぎは利尿効果によって脱水状態を生み出しやすくなるため、作業前日は飲酒を控えた方が良いです。
生活習慣を見直し、暑さに耐えられるよう体を整えておきましょう。
事業所単位で行う工場の暑さ対策は下記の通りです。
・屋根の遮熱対策をする
・WBGT値に応じた作業管理
・暑さ対策のための環境整備
・熱中症になったときの対応方法の共有
事業所が行う工場の暑さ対策の方法を解説しますので、事業所の責任者や管理者の方などはチェックしてみてください。
工場の暑さ対策を行う際は、遮熱シートを張り付けたり遮熱塗料を塗ったりして対策しましょう。
また既存の屋根の上に新しい屋根材を取り付けるカバー工法を行うと、屋根を日光から守るだけでなく、輻射熱を反射できるため室温の上昇を抑えられます。
なお窓に遮熱シートを貼って紫外線を遮るのもおすすめです。
労働環境や運動環境の指針として使われる暑さ指数(WBGT)をもとに作業管理をするのも重要です。
暑さ指数(WBGT)は人体と外気の間で発生する熱のやりとり(熱収支)に着目した指標です。
人体の熱収支に与える影響の大きい湿度、日射・輻射など周辺の熱環境、気温の3つを基準にしています。
WBGTは気温だけでなく湿度・輻射熱も考慮されている指標のため、測定すれば熱中症のリスクを可視化できます。
また、暑さ指数に基づいて発表される都道府県別の「熱中症警戒アラート」も参考にすると良いでしょう。
従業員たちが安全かつ快適に作業できるよう、職場環境の整備を行ってください。
作業場所の近くに休憩室を設置し、こまめに休憩できるスペースを確保すると良いでしょう。
冷蔵庫や製氷機などの備品も設置し、経口補水液などの飲料水を常備しておくのがおすすめです。
まずは熱中症の具体的な症状や対処法、報告義務などの知識やルールを従業員と共有しておきましょう。
熱中症の具体的な症状は以下の通りです。
・口内の乾燥
・尿の減少
・体温や脈拍の上昇
・けいれん
・吐き気や嘔吐
・倦怠感
これらの症状が見られたときは熱中症の疑いがあるので、適切な対処をしましょう。
熱中症が起きたときの対処法は以下の通りです。
・涼しい場所へ移動させ、首やわきの下、太ももの付け根を冷やす
・スポーツドリンクや経口補水液を飲み、そのまま安静にする
・意識が朦朧としていたり呼びかけに反応がなかったりする場合は、すぐに救急車を呼ぶ
まずは太い血管が通っている部位を氷のうなどで冷やし、体温を下げましょう。
水分が取れる状態であれば飲み物を補給し、しばらく休ませておきます。
症状が重い場合は救急車を呼び、病院で治療をしてもらった方が安心です。
こうした情報を事業所内で周知しておき、いざというときに適切な対応を取れるようにしておいてください。
工場で暑さ対策を実施するなら、遮熱工事がおすすめです。
工場の暑さの原因は輻射熱が大部分を占めるため、屋根や外壁への遮熱工事が対策として効果的です。
夏場に工場内の温度上昇を抑制することで、空調効率の改善や省エネ、空調設備の長寿命化などの効果も期待できます。
また、遮熱工事のなかでも特に遮熱材や遮熱シートの施工がおすすめです。
遮熱塗料は塗布の際にムラができると、効果が低減するおそれがあります。
その点、遮熱材や遮熱シートはムラができる心配がなく、安定的に遮熱効果を発揮します。
遮熱やさん(運営:植田板金店)では、工場への遮熱工事に対応可能です。
赤外線などで伝わる輻射熱を97%反射させる遮熱材「シャネリア」を活用した工事も行っています。
遮熱工事をご検討になる方は、ぜひお気軽にご相談ください。
シャネリアの詳細はこちら
工場などの屋根や外壁に遮熱工事を行った下記の施工事例を紹介します。
・香川県高松市で折板一枚屋根に遮熱工事を行った事例
・岡山県津山市でハゼ式折板屋根に遮熱工事を行った事例
・岡山県岡山市でスレート屋根に遮熱工事を行った事例
・瀬戸内市牛窓地区で折板屋根に遮熱工事を行った事例
・香川県高松市で折板屋根の遮熱工事と外壁カバー工事をした事例
それぞれ施工内容を紹介するので、遮熱工事を検討されている方はぜひご覧ください。
香川県高松市の建物に行った暑さ対策の施工事例です。
築年数は浅いものの、折板一枚屋根のため夏場は太陽光や外気温の影響を受けやすい状況でした。
そこで、屋根全面にオリジナル遮熱材「シャネリア」を敷き、その上からガルバリウム鋼板によるカバー工法を実施しました。
遮熱材が輻射熱をブロックし、屋根面からの熱の伝わりを大幅に抑えています。
工事後は室内の体感温度が和らぐような、猛暑日でも作業者が集中しやすい環境づくりに貢献しました。
施工事例の詳細はこちら
岡山県津山市でハゼ式折板屋根に遮熱工事を行った事例
岡山県津山市の大規模工場で、ハゼ式折板屋根に遮熱工事を行った事例です。
費用対効果のある工事を提案していましたが、環境改善を重要視していたため、遮熱効果が高い工事についても検討いただきました。
結果、屋根全面に遮熱材「シャネリア」を敷き、その上から新しい金属屋根をかぶせるカバー工法が採用されました。
遮熱材によって輻射熱を抑えることで、工場内への熱の侵入を大きく低減できています。
施工後は体感温度の改善が早期に実感でき、別棟の工場でも同様の対策を検討するきっかけとなっています。
施工事例の詳細はこちら
岡山県岡山市の建物で、スレート屋根に対する暑さ対策として遮熱工事を行った事例です。
スレート屋根は金属屋根と比べて高温になりやすく、それに伴い建物内も高温になることが推測できる状況でした。
そこで、スレート屋根に遮熱材「シャネリア」を全面に敷設し、上から金属屋根をかぶせるカバー工法を採用しました。
屋根の見た目は大きく変えずに、室内への熱の侵入を抑えられ、作業環境の改善につながっています。
見た目の変化以上に、夏場の猛暑対策として高い効果が期待できます。
施工事例の詳細はこちら
瀬戸内市内で部品製造を行っている会社の工場屋根に対して、遮熱工事を行った事例です。
社長様に弊社の遮熱のデモ機で遮熱材の効果を実際にご確認していただき、信用していただいたうえで工事を決定しました。
今回の折板屋根は「重ね式」とよばれる滑らかな波の形の屋根だったため、シャネリアとカバー工事で対応しました。
屋根の下にまんべんなく遮熱材を敷いたため、これまでと比較して内部の温度は下がり、作業環境も快適になるはずです。
瀬戸内のなかでも海に近い場所ではありますが、遮熱材の上に屋根材をカバーしているため、数十年の耐用年数があります。
施工事例の詳細はこちら
香川県高松市で折板屋根の遮熱工事と外壁カバー工事をした事例
香川県高松市の工場で、折板屋根の遮熱工事(ルーフシェード)と外壁カバー工事を組み合わせた事例です。
築30〜40年程度と推測される金属屋根はサビが進行し、夏場は屋内に熱がこもりやすい状況でした。
まず屋根に採用したのはテント生地を張る「ルーフシェード」です。
屋根全面に日陰をつくることで直射日光を遮り、屋根面の温度上昇を抑制できます。
南側の大きな明り取りが原因となっていた壁からの熱の侵入には、遮熱材「シャネリア」を張りました。
さらに、その上から外壁カバー工事を行うことで見た目もきれいになっています。
屋根・壁の両面から遮熱対策を講じることで、工場内に入った瞬間に感じていた熱気が和らぎ、夏場の作業負担軽減が期待できます。
施工事例の詳細はこちら
工場の暑さ対策に役立つ可能性がある補助金または助成金は下記の通りです。・サプライチェーン対策補助金
・業務改善助成金
・エイジフレンドリー補助金
・団体経由産業保健活動推進助成金
・脱炭素技術等による工場・事業場の省CO2化加速事業(SHIFT事業)
・働き方改革推進支援助成金
工場の暑さ対策にかかる経済的な負担をできるだけ軽くしたいという方は参考にしてみてください。
工場の暑さ対策をする際は、サプライチェーン対策補助金を活用できる場合があります。
経済産業省による補助金制度である「サプライチェーン対策補助金」は、主に工場の建設や工場設備の整備で発生する費用を補助してくれる制度です。
製造業において必要な施設の建設費や、工場などの施設で使用する設備機器装置費が対象となるのが特徴です。
2025年11月時点では募集が終了していますが、公募を再開する可能性がありますので最新情報をご確認ください。
工場の暑さ対策を行う際は、業務改善助成金を使えるか確認してみましょう。
業務改善助成金とは、事業場内最低賃金を一定額引き上げ、かつ生産性向上に資する設備投資等を行った場合に、費用を助成する制度のことです。
助成の対象となる事業場における、生産性向上を目的とした設備投資などが助成の対象になります。
ただし、不快感の軽減などを目的としていると判断された場合は、対象から外される可能性がある点に注意が必要です。
設備を導入する際は、助成の対象となるか最新の情報を確認してみてください。
エイジフレンドリー補助金は、60歳以上の労働者を雇用しており、職場環境の改善を行う中小企業に交付される補助金のことです。
熱中症リスクのある事業所で、冷房設備や休憩所の設置や体温を下げる機能のある服の活用など、暑さによる労災防止を行う場合などに適用されます。
自社が補助金の対象かどうか調べ、コスト削減に活用してみてください。
団体経由産業保健活動推進助成金は、産業医や保健師などが所属する事業者と契約して産業保健サービスを受けた際、費用の一部が助成されるものです。
従業員の熱中症を防ぐために医師や保健師、看護師から職場環境改善の相談や健康相談を受けた場合、その費用が助成される可能性があります。
保健サービスを提供する事業者を経由して労働者健康安全機構から助成金が支給されます。
脱炭素技術等による工場・事業場の省CO2化加速事業(SHIFT事業)
脱炭素技術等による工場・事業場の省CO2化加速事業(SHIFT事業)は、環境省による補助金制度でCO2を減らすための設備投資が対象です。
CO2の削減につながる空調設備システムの入れ替えなどが対象になる可能性があります。
工場や事業場単位で15%以上、または主なシステム系統で30%以上のCO2排出量を削減する設備導入に対して補助となります。
自社の工場の暑さ対策の際に適用されるかどうか、事前に調べてみてください。
働き方改革推進支援助成金は、生産性を向上させつつ働き方改革に取り組む中小企業事業主を支援する制度です。
労働時間の縮減や年次有給休暇の取得促進などに向けた環境整備などの実施に必要な費用の一部を助成します。
暑さ対策を生産性の向上や労働時間の短縮と結びつけることで、助成金の対象となる可能性があります。
ただし、不快感の軽減などを目的としていると判断された場合は、対象から外される可能性がある点に注意が必要です。
対象となった場合、原則として費用の4分の3が補助されます。
支給上限額は達成した成果目標などによって異なるため、事前に条件を確認してください。