遮熱シートを屋根に施工する前に知っておきたいメリット・デメリット
屋根からの熱を反射して室内温度を快適に保つためには、遮熱シートの設置は効果的な手段です。
業者に施工を依頼する前に、遮熱シートのメリット・デメリットや遮熱と断熱がどのように違うのかについて知りたい方も多いでしょう。
本記事では、遮熱シートを施工する前に知っておくべきメリットとデメリットを詳しく説明します。
遮熱と断熱の違いや遮熱シートの施工事例も紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
夏場の暑さ対策として、屋根に遮熱シートを施工することをおすすめします。
遮熱シートの主な効果は以下のとおりです。
・太陽光を反射し、屋根表面の温度上昇を抑制
・室内の熱伝達を抑制し、室温上昇を抑制
それぞれの効果を解説します。
夏場の直射日光を長時間受けると屋根材の表面温度は高温になり、室温上昇の原因となります。
表面温度の上昇を抑制するなら、遮熱シートを屋根に施工すると効果的です。
遮熱シートはアルミニウムなどの金属を配合した特殊な素材で作られているため、太陽光の中でも熱エネルギーを持つ赤外線を効率的に反射します。
施工すれば屋根の表面温度の上昇が抑えられ、室内への熱の侵入を防ぐことが可能です。
遮熱シートによって屋根表面の温度上昇が抑えられれば、室内への熱の伝わりも減少します。
日射によって屋根の表面が高温になると、室内に熱が侵入します。
工場で働く従業員が暑さを感じるのは、太陽の輻射熱が直接体に当たって熱を発しているためです。
熱移動の75%は輻射熱のため、建物内の熱対策には輻射熱のコントロールが欠かせません。
輻射熱とは、高温の物体から発生する電磁波（主に赤外線）によって別の物体へ伝わる熱のことを指します。
空気を介さずに直接伝わるため真空中でも熱が移動します。
遮熱シートは輻射熱をカットして室内の熱伝達を抑制するため、室温上昇の抑制が可能です。
屋根に遮熱シートを施工するメリットについてご紹介します。
・室温を快適に保ち、光熱費が削減できる
・在庫商品の劣化を防ぎ、品質を維持できる
・設備や機械の劣化予防につながる
・作業環境を改善し、快適性が向上する
・雨漏りを防止する効果が期待できる
・短期間で施工ができる
・塗りムラが起こらない
それぞれのメリットについて詳しく紹介します。
遮熱シートを屋根に設置することで太陽光を反射し、夏場の室温を快適に保ちます。
遮熱の効果によって室内に侵入する熱量が抑えられれば、室温の上昇を防ぐことが可能です。
室温が安定しやすくなるため、結果的に過剰な冷房運転が不要になり、冷房効率が向上して電気代を節約できます。
また、冬場に輻射熱を放射する暖房を使用していた場合、熱が外に逃げるのを抑制して暖房効率を向上させる効果も見込めます。
工場や倉庫などでは、日射による熱で在庫商品が劣化してしまうリスクがあります。
特に食品や化粧品、電子部品など、温度変化に影響を受ける商品は注意しなければなりません。
遮熱シートで室内への熱の侵入を抑えられれば、在庫品の劣化リスクを低減でき、高品質の維持につながります。
工場内の厳しい暑さは設備や機械の劣化を助長する恐れがあります。
暑さによって製造に関わる機械が故障した場合、生産スケジュールにも遅延が発生しかねません。
遮熱シートを施工して工場内の温度上昇を抑制すれば、熱が設備や機械に与える影響を抑えられます。
例えば、空調設備は負荷が軽減されるため、故障リスクの低減が可能です。
設備や機械の劣化を予防できれば、工場運営の安定化にもつながります。
遮熱シートの施工は作業環境の改善にも効果的です。
建物内への熱の侵入が抑えられ、室温が安定しやすくなるため、職場の快適性が向上します。
集中力の維持や疲労の軽減にもつながり、作業ミスや事故を防ぐことも可能です。
熱中症のリスクも下がるので、従業員が安心安全に働ける職場づくりにもつながります。
働きやすい環境が整えば、従業員の離職率の低下や優秀な人材の確保にも期待できます。
遮熱シートを施工する際は屋根全体をシートで覆い、接合部分などもカバーされるため、雨漏り防止効果も期待できます。
遮熱シートには、アルミと塩化ビニールシートをあわせた素材を使用した製品もあります。
アルミの遮熱性能や対候性、塩ビの耐久性を兼ね備えており、雨漏り防止にも効果的です。
遮熱シートの施工は、比較的短期間で完了する点もメリットの一つです。
大掛かりな工事は行わず、既存の屋根に遮熱シートを直接貼り付ける作業となるため、施工が比較的容易です。
また、屋根に遮熱シートを施工する場合、屋根の上での作業になるため、工場や倉庫の稼働を中断する必要がない点もメリットといえます。
より具体的な施工期間が知りたい場合は、業者に相談するとよいでしょう。
遮熱効果があるとして、遮熱シートと比較されるのが遮熱塗料です。
遮熱塗料は、塗りムラがあると本来の効果を発揮しにくいデメリットがあります。
業者の技術力によって仕上がりに差が出やすい点にも注意が必要です。
遮熱シートなら塗りムラが起こらず、業者の技術力や天候に関係なく、屋根全体を均一に覆うことが可能です。
遮熱効果も均一に発揮できます。
遮熱シートを屋根に施工するメリットは多いですが、デメリットもいくつか存在します。
・伝導熱や対流熱は防げない
・劣化しやすい
・施工面積によっては施工期間が長くなる
・高所での作業のためDIYは難しい
・業者探しが難しい
・屋根の種類によっては施工できない
・熱源がない場合は寒さ対策として効果が発揮されない
それぞれのデメリットについて把握しておきましょう。
遮熱シートには輻射熱を反射する働きはありますが、伝導熱や対流熱による熱の侵入は防げません。
伝導熱とはモノを介して伝わる熱のことで、湯たんぽやホッカイロのように直接触れて伝わる熱を指します。
対流熱とは、エアコンやドライヤーのように空気を介して伝わります。
遮熱シートを屋根に施工しても、モノを通して伝わる伝導熱、窓から入る対流熱などを防止することは難しいです。
室内の温度管理を徹底したい場合は、遮熱シートに加えて断熱材を使用するといった複合的な対策が必要になります。
遮熱シートは屋根の上に設置されるため、紫外線や風雨にさらされて劣化しやすい傾向があります。
製品によっては数年で再度取り替えが必要な場合もあり、定期的な点検とメンテナンスが欠かせません。
施工を検討する際には、どの程度の耐用年数があるか確認しておくと安心です。
大規模な工場など、施工面積が広いほど施工期間も長くなります。
また屋根の形状が複雑な場合、遮熱シートの加工や調整が必要になったり、作業の難易度が上がったりするため、施工期間が長くなる可能性があります。
ただし、遮熱シートの施工は屋根の上での工事となるため、日常業務への影響は多くありません。
具体的な施工期間や、日常業務にどのような影響があるかは、業者に確認しましょう。
遮熱シートは間違った方法で施工した場合、十分な効果が発揮されません。
遮熱シートの購入ができたとしても、施工は業者に依頼することをおすすめします。
また、遮熱シートの施工は屋根の上という高所での作業になるため、落下などの危険が伴います。
思わぬケガをする可能性もあるため、遮熱シートのDIYはおすすめできません。
屋根に遮熱シートを施工する際、施工実績をもつ業者を探すのが難しい場合があります。
遮熱シートの施工に不備があれば、さまざまな問題が起こりやすくなります。
遮熱の効果が十分に発揮されないだけでなく、屋根の劣化を早めてしまう恐れもあるため、施工実績のある業者への依頼が安心です。
業者のホームページやパンフレットなどを見て、施工実績の有無を確認しましょう。
遮熱シートは、施工できる屋根の種類が限られている場合があります。
自社工場の屋根に遮熱シートを施工できるか確認したうえで施工を依頼しましょう。
遮熱シートが施工できない屋根の場合は、遮熱塗料の塗布といった他の遮熱工事を検討する必要があります。
遮熱シートは太陽からの熱線を反射させるだけでなく、暖房から放出される輻射熱を外に逃がさない効果も期待できます。
暖房の熱が室内に留まりやすくなるため、冬場の寒さ改善につながる場合があります。
ただし、反射するのは輻射熱だけです。
そのため、人の出入りが少ない建物や輻射熱を放出する熱源がない建物では効果が見込めません。
工場の環境によっては、遮熱シートを施工しても寒さ対策としては不十分となる可能性があります。
遮熱シートと断熱材はそれぞれ異なる作用のメカニズムを持っています。
暑さを効率よく改善するなら遮熱シート、寒さ対策も必要なら断熱材を併用するなど目的に応じて使い分けるのが重要です。
遮熱シートと断熱材の違いについて詳しく解説します。
夏場の暑さ対策が必要な場合は遮熱シートの活用がおすすめです。
遮熱は、太陽光の中でも特に熱を持つ赤外線を反射し、建物内部への輻射熱の侵入を防ぐ効果が期待できます。
熱移動で最も多くの割合を占めているのが輻射熱なので、暑さを効率良く改善するのであれば遮熱が有効です。
日傘で日光を遮るように屋根に遮熱シートを施工すれば、屋根表面の温度上昇を抑制し、輻射熱による夏場の室温上昇を抑えられます。
暑さが厳しい地域や夏場の室温管理が難しい工場では、遮熱シートの設置が有効です。
夏場の暑さ対策だけでなく冬場の寒さ対策も必要な場合は、断熱材を活用しましょう。
断熱材は建物内外の熱の出入りを遅くすることで、室内温度を一定に保つ役割を果たします。
断熱材を施工することで冬は室内の熱が外に逃げず、夏は外からの熱が入りにくくなります。
エアコンから送風される対流熱や屋根や壁といったモノを伝って移動する伝導熱など、遮熱で反射されない熱に有効なのが断熱です。
寒さ対策が必要な場合や年間を通して室温を安定させたい場合には、断熱材の併用がおすすめです。
遮熱シートと断熱材を組み合わせると、一年を通して快適な作業環境を維持しやすくなります。
遮熱シート以外にも工場の屋根に実施できる下記の暑さ対策があります。
・遮熱材を設置する
・遮熱塗料を塗布する
・スプリンクラーを設置する
それぞれの対策について解説するので、遮熱シートと比較して自社工場に適した対策を選びましょう。
遮熱材の設置には、既存屋根の上に遮熱材を敷いて新しい屋根材を被せる方法や、直接貼り付けずに屋根を覆う形で遮熱材を設置する方法などがあります。
新しい屋根材を被せる方法は、カバー工法と呼ばれます。
初期費用がかかるものの、新しい屋根材が雨風や紫外線から守ってくれるため、遮熱材が長持ちする点がメリットです。
さらに、既存の屋根材が古いスレート材の場合は、アスベストの飛散対策にもなります。
ただし、工場の屋根の種類や状態によっては施工が難しい場合があるため、施工できるかの確認が必要です。
遮熱やさん（運営：植田板金店）では、遮熱シートの他に遮熱材の設置にも対応しています。
工事で使用する「シャネリア」は、施工前より室内温度を最大15℃低下させた実績を持つ遮熱材です。
シャネリアの詳細はこちら
遮熱効果のある塗料を屋根に塗布する方法で、ほとんどの屋根に施工できるため、取り扱う業者も多い遮熱対策です。
手軽に施工の依頼ができる一方で、施工者の技術力によって塗りムラが発生するため、遮熱効果が十分に得られない可能性があります。
屋根の汚れを落とすための高圧洗浄や下地処理、塗料の塗布と乾燥などがあるため、工期が天候に左右されます。
塗装による遮熱効果を維持するためには定期的なメンテナンスが必要です。
屋根にスプリンクラーを設置して散水すると、水が蒸発する際の気化熱によって屋根の温度が低下します。
屋根の種類を選ばず設置できる一方で、水道代や稼働に必要な電気代、メンテナンス費用などのランニングコストが発生します。
屋根材の種類によっては、散水がサビなどの劣化につながる場合もあるため注意しましょう。
工場や事務所の屋根に遮熱シートを施工する流れは以下を参考にしてください。
・屋根の清掃
・遮熱シートの接着
・シートの繋ぎ処理
・端部の処理
高所での遮熱シートの施工は危険なため、DIYではなく専門業者に依頼しましょう。
遮熱シートを屋根に設置する前に、屋根表面の汚れやホコリ、苔などを高圧洗浄機で丁寧に洗い落とします。
汚れやホコリが残っていると遮熱シートの接着が弱くなり、剥がれる原因となります。
洗浄後の乾燥が不十分だとカビや腐食の原因になるため、しっかりと乾燥させることが重要です。
屋根の洗浄と乾燥が完了したら、両面テープなどを使って遮熱シートを屋根表面に取り付けます。
遮熱シートは折板屋根の形状に沿って、隙間なく貼り付けるのが重要です。
隙間ができると効果が低減するため、しっかりと密着させる必要があります。
遮熱シート同士の継ぎ目の部分を両面テープなどでしっかりと密着させます。
接合部分がきちんと固定されていないと風や雨水が浸入しやすくなり、遮熱効果が半減してしまいます。
遮熱シートの設置が完了したら、先端部からはみ出したシートを屋根の形状に合わせてカットして仕上げます。
はみ出した部分が残っていると、風で剥がれたり、雨水が浸入したりするリスクが高まるからです。
労働安全衛生法では、2メートルを越える高さで作業を行うと高所作業扱いになり、ヘルメットや安全帯、作業床や仮足場の設置が義務付けられています。
高所での作業は転落といった危険も伴うため、遮熱シートの施工は専門業者に依頼しましょう。
屋根以外にも、工場や倉庫の壁や工場内にある機械に遮熱シートを施工すると暑さ対策になります。
詳細を解説するので、参考にしてください。
工場や倉庫の壁に遮熱シートを施工すると、地面からの照り返しを抑えられ、室温が上昇しにくくなります。
夏に暑くなりやすい工場や倉庫は、太陽光が壁に当たって室温が上昇している場合もあります。
とくに、南側や西日が当たる西側の壁に遮熱シートを施工すると効果的です。
屋根と壁の施工をあわせて行うことで、より遮熱効果を高められ、電気代削減効果も期待できるでしょう。
また、遮熱シートは外壁だけでなく内壁への施工も可能です。
外壁への施工は外観が変わるため、配慮が必要になります。
ただし、内壁への施工は複雑さが増すため、施工実績のある業者に依頼しましょう。
遮熱シートは工場内の機械に施工することも可能です。
機械からは大量の輻射熱が放射されているため、遮熱シートによって輻射熱を抑えられれば、室温が上昇しにくくなります。
乾燥炉のような大きな機械も、遮熱シートをテント状にして機械を囲む「フィット工法」で対応できます。
溶鉱炉に施工した例では、施工前には炉の表面は200℃を超えていましたが、施工後は25℃という結果になりました。
機械からの輻射熱を抑えれば、従業員の熱中症対策にもつながります。
遮熱シートを選ぶ際、ポイントになるのは以下の点です。
・熱の反射率
・耐久性
・価格
詳細を解説するので、遮熱シート選びの参考にしてください。
遮熱シートは製品によって性能が異なります。
製品の性能は反射率や遮熱指数であらわされ、反射率が高いほど遮熱効果も高くなります。
反射できる太陽光の熱が多い方が、建物の内部に熱が侵入しにくくなるため、暑さ対策として効果的です。
また、素材によっても性能が異なるため、どのような素材が使用された製品なのかチェックしてから選びましょう。
遮熱シートの耐久性が高ければ、基本的に長期間の使用が可能です。
遮熱効果も長く続き、遮熱シートを張り替える回数を減らせます。
ただし、耐久性が高い遮熱シートは価格も高くなる傾向にあるため、予算内に収まるか注意が必要です。
長期的に見れば、耐久性が高い遮熱シートの方がランニングコストはかからない場合もあります。
予算内で収まる遮熱シートを選ぶか、ランニングコストを優先した選択をするか、検討するとよいでしょう。
なお、屋根に施工した遮熱シートは雨風にさらされるため、自然環境の影響を受けて劣化が進みやすくなります。
環境によっては劣化が早まる可能性があるため、耐用年数は目安として考えましょう。
性能や耐久性によって遮熱シートの価格は異なり、基本的に価格が高いシートほど遮熱性能も高くなります。
コストがかかっても遮熱性能の高いシートを選ぶべきか、予算内に収まるシートを選ぶべきかは、倉庫や工場の種類によっても変わります。
遮熱シート選びで迷ったら、業者に相談して最適な製品についてアドバイスをもらいましょう。
屋根に遮熱シートを施工する費用は、以下の要素で変動します。
・施工を行う屋根の面積
・使用する遮熱シートの価格
・現場周辺の環境
具体的な内容を解説します。
施工する屋根の面積は、費用を左右する大きな要素です。
屋根の面積が広ければ使用する遮熱シートも増え、作業時間も長くなります。
そのため、屋根の面積が広いほど費用は高くなるのが一般的です。
工場や倉庫といった大きな建物の場合、施工面積が広いことに加え、工事に必要な人数が増えるため人件費も高くなる傾向があります。
また、屋根の補修が必要だった場合、別途費用が必要な場合もあります。
どのような補修が必要か、補修箇所がどれくらいあるかなど、屋根の状態によって費用が異なるため、業者に事前調査と見積もりを依頼しましょう。
使用する遮熱シートの価格も変動要素の一つです。
遮熱性の高いシートは価格も高くなりますが、耐久性も高いため長い目で見るとコストを抑えられる場合もあります。
工場や倉庫で扱っている製品によっては、高価でも遮熱性の高い遮熱シートが求められるでしょう。
品質とコストのバランスを考慮して、使用する遮熱シートを選ぶことをおすすめします。
現場周辺の環境によっても、費用が高くなる可能性があります。
現場周辺に車両を駐車するスペースがない場合、資材の運搬や作業員の移動が困難になり、その分費用が高くなります。
また、高所での作業では作業員の安全のため、基本的に足場の設置が必須です。
ただし、屋根が平らで安定している場合、足場を組む必要がない場合もあります。
このように施工費用は現場の状況に影響を受けるため、正確な費用を知りたい場合は事前調査をしたうえで見積もりを出してもらう必要があります。
工場の屋根に遮熱シートの施工を依頼する業者の選び方
遮熱の効果を得るためには、遮熱シートの施工を依頼する業者選びが大切です。
遮熱シートの施工を依頼する際は、下記の特徴がある業者を選びましょう。
・工場屋根への遮熱シートの施工実績が豊富
・工場に適した工事の提案が可能
・資格保有者が多数在籍
それぞれの特徴について詳しく解説します。
施工後に遮熱の効果を十分に得るためにも、遮熱シートの施工について確かな技術力のある業者を選びましょう。
遮熱シートの施工実績が豊富であれば、技術力が高い業者だと推測できます。
ただし、一般住宅ではなく工場の屋根への施工実績があるかも、あわせて確認してください。
工場と一般住宅の屋根では、面積や屋根材、施工時の環境などが異なるからです。
施工実績は、業者のホームページや問い合わせで確認できます。
遮熱やさん（運営：植田板金店）は、年間3,000棟以上の施工実績がある業者です。
屋根への遮熱シートの施工実績も豊富なため、施工を検討される際はお気軽にご相談ください。
納得感のある工事のためには、技術力と同時に提案力も重要です。
工場が抱えている問題や予算、屋根の状況に応じた工事内容を提案してくれる業者を選びましょう。
屋根に明かり取りや換気設備が設置されている場合もあるので、工事前にしっかりと事前調査を行う業者がおすすめです。
定期的なメンテナンスやアフターフォローまで対応してくれる業者だと信頼感があります。
相談したときの雰囲気や、業者のホームページに掲載されているお客様の声などで、どのような対応をしている業者か確認しましょう。
資格を保有していれば必ずしも問題がないわけではありませんが、安心感が得られます。
資格保有者の在籍数が多ければ、会社として積極的に知識習得を目指していると判断できます。
施工実績と同様に会社案内や業者のホームページなどで、保有資格について確認しましょう。
工場や事務所屋根の暑さ対策ならスカイ工法がおすすめ
工場などの屋根にスカイ工法で遮熱シートを施工した事例
遮熱やさん（運営：植田板金店）が建物の屋根にスカイ工法を施工した事例を紹介します。
依頼したきっかけなども紹介するので、施工を検討する際の参考になれば幸いです。
岡山県倉敷市でラーメンを提供する店舗の屋根にスカイ工法を施工した事例です。
室内の暑さに困っていたため、遮熱工事を依頼していただきました。
夏場の酷暑は、太陽の光によって屋根が熱くなり、熱が店内にいる人に移ることが原因です。
太陽からの熱線を反射させるために、スカイ工法による遮熱工事を実施しました。
屋根にシートを貼り付けているので暑さ対策と同時に雨漏り防止にもなっています。
施工事例の詳細はこちら
岡山県岡山市で、屋根と柱のみの資材置き場に遮熱シートを施工した事例です。
同時に胴縁を設置する外壁工事も行っています。
アルミ純度の高い遮熱シートが太陽からの熱線を反射させるため、機材や働く従業員への影響を抑える効果が期待できます。
施工事例の詳細はこちら
車両や設備の整備を行っている建物の屋根にスカイ工法を施工した事例です。
展示イベントで遮熱工事に興味を持っていただいたことがきっかけで依頼となりました。
建物の東西に窓とシャッターがあり、風の通り道はあるものの、室内の作業には足りていない状況です。
屋根は金属製の折板屋根だったため、太陽による輻射熱をほぼ通している環境でした。
既存屋根に特殊な両面テープを貼っていき、スカイシートを施工しています。
スカイ工法は風速40mでも剥がれない耐風実験も行われているので、台風が来ても安心です。
遮熱シートによって、施工後は夏場の暑さ改善が見込めます。
施工事例の詳細はこちら
