こんにちは、ネッシャーマンです。
今回は建物の強度についてのお話です。
最近皆様からのお話で耳によくします、
「うちの建物は築年数が結構古いからこれ以上重量の負荷をかけられない」
というお言葉。
これについて実例や、ネッシャーマンの経験を基にお話したいと思います。
「カバー工事や遮熱工事はしたいけど、これ以上の重さにうちの建物が耐えられるかどうか…」と考えておられる社長さん、工場長さんはけっこういらっしゃいます。
場合として以下の場合があります。
①すでに設計事務所などで構造計算をしてもらっていて、あまり良い結果ではなかったが、遮熱工事したい。カバー工事したい。
②正式にきちんと計算などしていないが、構造、築年数をみてこれ以上屋根に荷重をかけるのはダメではないかと考えている。
③過去に建築業者に工事は危ないと言われたが、他の業者ならできるかもしれないと相談した。
④強度は気になるが、何をどうしていいかわからない。
⑤強度はまったく考えてなかった。
他にもあるかもしれませんが、大方この場合です。
①②③は遮熱の話を持ち出した時点で話されます。
④⑤はこちらから話すと思いだしたように話されます。
人それぞれの反応を示されるわけですが、対応はいろいろあります。
①すでに設計事務所などで構造計算をしてもらっている場合
お知り合いや、会社の建物を手掛けた事務所などで過去に構造計算していただいた社長さんが、諦めきれずに相談してこられる場合もあります。
構造計算した上で、これ以上屋根や2階・3階に荷重を加えるのは難しいという判断を既に頂いているパターンもあります。
この場合は……すみません、我々ではこれ以上手が加えられない可能性が高いです。
鉄骨などで補強したりする必要がありますが、私共では工事内容のできるできないに限界がありますので、正直お断りさせて頂く場合が多いです。無理に工事すると法に触れる場合もありますので。
築年数がもう40年とか50年。建築基準も当時のものだから柱や梁も細いしブレス(筋交い)も少ない。構造的に屋根に荷重を加えるには無理だろう……と思われている経営者様。
一度、我々に建物を拝見させてください。
その時点で「これは工事できます!」と判断できる事もあります。
あとは会社の皆様がどこまで遮熱工事の必要性を重視しているかとか、現場環境の条件にもよりますがお力になれる事もあります。
当方で判断に悩んだ場合は、構造計算をして頂くのをお勧めすることもあります。
お抱え業者様や近しい業者様に「工事はできない」と言われたけど、諦めきれない、または病院のセカンドオピニオンのように他の診断を受けてみたいと思ってご相談される会社様もあります。
いろいろな業者にご相談されることは、私個人的には良い事だと思っています。金額面、技術面、工事に対しての意見など一社だけの意見より多くの会社のものを聞いた方が参考にもなります。稀な例ですが、詐欺にもかかりにくくなります。
ただ、たくさんの意見で混乱するかもしれないというのもある事です。
その時は、私共は私共の意見・見解を申し伝えますので参考の一部としてご採用ください。
④強度は気になるけど、どうしたらいいかわからない場合
建物に入る度に強度については気にしているけど、どこに連絡していいか、誰に相談していいかわからない。または強度を気にしてはいるが仕事が忙しくて考えている暇がない。
どちらもめずらしくありません。
一番手っ取り早いのは前述のとおり設計会社に構造計算をお願いすることです。建物を作った建設会社や出入りの多い建築会社さんに相談すると何とかしてくれます。
ただし、構造計算の費用は〇十万とか、規模次第で〇百万とかしますのでご了承ください。
その前の段階としてどうするかの相談は我々にご連絡して頂いても結構です。なにがしかの助言をさせていただくことはできます。
例えば遮熱工事やカバー工事にご興味があるお客様の所の現場を拝見したりして、我々のほうから強度の話をすることはめったにありません。なぜなら、重さ6㎏/㎡のカバー+遮熱工事で強度が問題になることはめったにないからです。
でもたまに話の流れから強度の話になる場合もありますが、だいたいのお客様はあまり考えておられません。
そういう時は私共が本格的に、真剣にご相談に乗らせて頂きます。
このブログを見て「そういえばうちは?」と思われた方もご相談下さい。
すぐに駆けつけますよ。
強度に関して、こちらから助言差し上げますとすればご自分でご判断されないで一回我々なり、出入りの業者様なり、建物を造った建築会社様に一度ご相談してください。
良い方に転がりこそすれ、悪い方に事態が動くとは考えづらいので相談の価値はあります。
何卒宜しくお願い致します。
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