今回工事させていただいた会社様は、
・A社様
・香川県さぬき市 所在
・建設機械等に使用する部品を製作
・建物は元々スレート造りの切妻型。屋根と一部の外壁は最近カバー工事済
ご希望は遮熱工事。
今働いておられる社員の皆様の労働環境の改善の為、そして今後新しい設備機械を入れた時の為にも遮熱工事をご希望です。
屋根はごく最近カバー工事を改修済です。
これ以上に遮熱工事を施せば遮熱効果が抜群に効果があることは間違いないと思います。
でも、カバー工事したばかりの屋根にすぐ工事をするのは、屋根工事に携わる者としても少しもったいないかなぁ…と思うのが本音です。
ここは施主様と相談して今回屋根は工事対象から外すことにしました。
太陽の位置、南側から入ってくる太陽熱が厳しいのは周知の事。
現状を見ますとスレート製の外壁で、塞がれた明り取りと窓があります。暑さのあまり熱を遮断された明り取りです。
照度の問題で明り取りを付けたものの暑すぎて後で塞いでしまう例はどこにでもある珍しくない例です。
今は照度はLEDライトでフォローして、明り取りは無くす事が多く行われています。照明については補助金が出る場合もありますし。
今回の工事では明り取りも塞いで窓以外全ての場所に遮熱材を貼り付けます。
まずは南面と西面の壁の内側にシャネリアを貼り付けます。
シャネリアはアルミ素材の遮熱材で、太陽光に含まれる輻射熱を97%反射させます。それも95%のアルミ純度を持つ素材なので、それ自体が熱を持ったとしても放熱はしません。そこが断熱材との決定的な差でありまして、遮熱材は周りが涼しくなったとしても熱を放熱しません。
これで南面、西面からの太陽の熱は遮断されました。
極めつけは遮熱ロールスクリーンの窓への取付です。
ロールスクリーンのスクリーン部分が遮熱材になっているもので、上げ下げできるメリットがあります。
西側や南側に窓がついている建物には日差しよけなどで利用できるものです。
夏の涼しさでいえばかなり良くなります。
窓や明り取り、出入口付近などでのご利用をお勧めします。
というわけで今回は極めて珍しい工事事例でした。
どこが珍しいかというと、
①屋根の工事を(弊社が)しないで壁の工事のみした
②壁の遮熱工事を内側からした
③大規模な遮熱ロールスクリーン取付工事があった
ということです。なぜ珍しいかというと
①通常遮熱工事は屋根工事が大前提。壁だけしても効きがよくありません。でも今回は屋根工事したばかりなので特例です。
②内側からの工事は弊社ではあまりしません。操業中でも工事できるというメリットがなくなってしまうかもしれないから。
③「遮熱ロールスクリーン」と銘打ったものはたくさんありますが、弊社のように本物の遮熱材を使用したものは珍しいです。それを工場棟内の西側と南側にしました。
これにて工事完了でございます。
皆様も是非ご相談下さい。