投稿者: shanetu

遮熱工事　Q&A　その4

こんにちは！ネッシャーマンです!!

卒業と入学の季節を乗り越えて、人はまた大きくなっていくのです。

それでは遮熱の知識も一回り大きくなっていきましょう。
今回もQ＆A第4弾です。

カバー工法の上に太陽光パネルは設置できるか

設置は可能です。
実際太陽光パネルの業者に「経年劣化したスレートの上は作業も危ないしパネルの重量に耐えられない」と断られた工場様にカバー工事を施工したところ、太陽光パネルが付けられるようになったという事例もあります。
最近はこの種の相談が増えていますので太陽光パネル設置で悩まれている方は一度ご相談ください。
尚、この場合カバーに合った太陽光パネルの取付金具が必要になりますので、業者または施主様と相談が必要になります。

カバー工法の屋根の色は選べるか

色は複数の中から選ぶことができます。
色の種類は多数ありますが、種類によって金額・性能・納期が変わってきます。
例えば、素地(塗料なし)とカラー付きだと金額も変わってきます。素地や白・シルバーはそれだけで遮熱効果が多少ありますが、黒や緑などの濃い色は逆に熱を吸収してしまいます。無地や白などの色は比較的よく出る為生産されてあるから納期も短いが、黒などの色は納期が未定…などです。
素地でも表面に保護塗料は塗ってあるので耐用性はカラーと変わりませんのでご安心下さい。

屋根工事の施工可能範囲は岡山県外でも大丈夫か

県外でも大丈夫です。私ネッシャーマンかその仲間たちがどこでも飛んでいきます。
実際に広島県や兵庫県や鳥取県、香川県・愛媛県など県外に見積に出向くこともありますので、場所は気になされなくてけっこうです。
遮熱のすばらしさを広めるのに骨惜しみは一切いたしません。

スレートのカバー工事は世間に浸透しているか

街を通っていてもカバー工事されてある建物は多く見受けられます。
例えば壁は古いスレートなのに屋根だけきれいな鉄板になっている建物や、短期間でスレートの建物が鉄板の建物に変わっていたらそれはカバー工事です。
今はアスベスト対策として、屋根葺き替え工事よりかなり安くできる工事なのでポピュラーな工法になっています。
カバー工事（またはカバー工法）という言葉の浸透が追い付いているかは難しいところですが、そういう工事があるということは広く知られています。

屋根遮熱工事の工期はどれくらいか

言い訳から入りますが、同じ広さで同じ工法の工事の工期でも環境や条件や天候でまったく変わってきますので、あくまでも参考として申し上げます。
過去の例で500㎡の屋根でシャネリア＋カバー工事にかかったのが3～5日、足場や搬入を含めて10日～2週間の工期です。
6000㎡のシャネリア＋カバー工事は2～3ヶ月かかりました。
ルーフシェードは400㎡の屋根で足場等仮設工事含めて1週間かかりましたが、これは雨で1～2日延びてますから実質もう少し少ない期間でできます。

今回は以上です。
何か参考になりましたでしょうか。
次回をお楽しみに！

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遮熱工事　Q&A　その3

こんにちは！ネッシャーマンです!!

すっかり春めいてきた今日この頃、私は花粉と仲良くやってます。（意味深）

というわけで、Ｑ＆Ａの第3弾でございます。
では、はりきってどうぞ!!

折版屋根にはカバー工事はできないのか。

この質問は遮熱材の種類と仕様について説明していた時に出た質問で、私がこの時「基本的にスレート屋根にはガルバリウム鋼板のカバー工事で、折版屋根にはルーフシェードをお勧めします」と言ったが為に少々誤解を生みました。
飽くまでも「基本的に」です。スレート屋根にルーフシェードはできませんが、折版屋根には過去何度もカバー工事はしていますし大体の折版屋根にはカバー工事はできます。
ただ屋根の形によっては素材費や工事方法で金額が上がる場合がありますので、事前の調査には必ず行かせて頂きます。

似た工事をする工務店は他にあるけど、植田板金店の強みはあるか。

弊社の強みでまず一つ挙げられるのは、数多くの遮熱工事を取り揃えていることです。
シャネリア、ルーフシェードの他にも防水遮熱工事や、シャネリアよりももっと薄い素材で屋根壁や冷凍設備に貼ったり、遮熱塗装工事も扱っております。お客様の希望や環境や条件を踏まえて検討して、一番合った工事方法を勧めることができます。
次に加工から施工まで弊社内で責任もってやりますので、アフターメンテナンスも含めて全部一括作業で致します。屋根はどこそこ、壁はどこやらという煩わしさがありません。
お客様は悩み事全てを我らにぶつけてください。

小さな小屋でも遮熱効果はあるのか

むしろ小さな空間・建物の方が効果はあります。屋根と壁両方やれば効果は上がります。
大型の建物ですと屋根だけだと壁から入ってくる熱を防ぎきれなかったりしますので、上の方ほどよく効く現象が表れます。
弊社が紹介する小屋やさんの小屋にでも施工すれば、より快適な小屋を手に入れられますよ。

施工範囲の大きさに上下限はあるのか

施工する工事に上限や下限はありません。これまでも上は6000㎡、下は300㎡まで多くの案件の見積をしています。
　
ただ面積が大きいほど材料費などはもちろん仮設工事の範囲も広がるので費用がその分かかります。
また小さければ、工務費や運搬費は工事の大小に関係ないので費用が割高になるということも起こりうることはご了承ください。

遮熱商材は建物内部への施工は可能か

施工は可能です。
内部への施行はカバーなどが不要になりますが、手間と人工がかかるので費用は外側の工事と比べても差は大きくありません。もしかしたら増えるかもしれません。
また建物内部に足場を組んだり高所作業車を乗り入れたりする為、建物内部の設備や資材を移動させないといけなくなるので大概の場合工事中操業できるというカバー工事のメリットがなくなります。

今回は以上です。
第4弾に続きますので、よろしくお願いいたします。

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遮熱工事　Q&A　その2

こんにちは、ネッシャーマンです!!

前回好評でした遮熱Ｑ＆Ａの第2弾をしてみたいとおもいます。
皆様が持たれる疑問を解消するためにいろいろな質問に答えていきたいと思います。

それでは、いってみよう！

遮熱商材の寿命はどれくらいか

まずシャネリアでいいますと、露出した状態で施工した場合は
大体5～10年というところでしょうか。
アルミ素材でできたシートなので、やはり強い雨や風にさらされると寿命が短くなってしまいます。
弊社はシャネリア施工の際はカバー工事をお薦めしてますので、同時施工の際は40年耐久のカバーに守られたシャネリアは同じ年数だけ寿命を保てます。

次にルーフシェードですが、こちらはメーカー保証期間5年で、実績としては20年もっています。「実績」は実際に20年前に施工した物が今でも効果を出しているということです。ただ、これは環境・条件次第で延びも縮みもします。
ルーフシェードは強いテント生地なので風雨などに強いですし、破れるなど損傷を受けた箇所は部分的に直すことができるので全体のもちとしては長く保てます。

説明した遮熱商材はすべてオリジナル商品なのか

シャネリアに関しては、完全に弊社のオリジナル商品です。
同じような商品はネットで探せばたくさん出てくるかもしれませんが、この名前でこの性能で販売しているのは世界で植田板金店だけです。
アルミ素材で1200mm×40ｍのシートで、防火認定も受けております。
効果の程は呼んで頂ければ実際に目の前でデモ機を使って見ていただくことも可能です。

ルーフシェードは、屋根での遮熱材（車用等で同名の物があります）に関しても全国的にあります。
ですから弊社オリジナル商品という訳ではありません。
ですが取り扱っている会社は少ないですので、そのうちの貴重な会社の一つです。
ご興味ありましたら弊社へご連絡下さい。

カバー工事のカバーの素材は何か

カバー工事に使われるカバー材の素材はガルバリウム鋼板です。
素材としてはサビにくく軽くて熱等の耐久性に優れています。
それにカバー材にする時は表面に塗装を施しより耐久性を高めますので30年ほどの寿命を見ておいてください。

屋根と柱のみで壁のない建物もできるのか。効果はあるのか。

柱など構造に問題がなければ工事自体は可能です。
しかし吹き抜けになっている建物に屋根のみの遮熱工事をして効果があるかどうかというと難しいと思います。
太陽の輻射熱を遮る効果があるので効果は皆無ではありませんが、風通しの良い建物で体感的に変化が感じられるほどあるかというとないに近いものであると考えます。
逆に言えば、柱・床・四方壁・屋根がある通常の建物だと、遮熱施工すればするほど効果があるということです。
ただし、屋根工事が大前提です。壁だけして屋根をしなかったら効果はさがります。

Q＆A第2弾でした。
またすると思いますがおつきあいください。
よろしくお願いします。

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遮熱工事　Q＆A　その1

こんにちは、ネッシャーマンです!!

今回は皆様が興味関心があってしかたない遮熱についてのＱ＆Ａをしてみます。
ここに出てくる質問は過去実際に聞かれたものです。その中でも多いものを抽出して出してみました。

カバー工事した既存の下地はそれ以上悪くはならないか

カバー工事をすることで既存の屋根は雨、風、太陽の紫外線等の外部要因から直接の影響を受ける事がなくなります。
その為、カバーが存在する限り劣化要因が少なくなる為に今の状態以上に悪くなることはありません。

湿気を完全に遮断したり、時間経過による劣化は防ぎようがありませんが、それ以上の主な外的要因はなくなるので耐用年数はカバーしない時よりはずっと長くもちます。

カバーや遮熱の工事は普通の住宅にもできるのか

瓦の屋根にスレートや折版の屋根のように上から施工というのはできません。
瓦を一回取ってからの施工は可能です。
アスファルトルーフィングの上に遮熱材を敷き桟木で抑えて施工します。
これにより瓦を透過して入ってくる輻射熱は遮熱材で反射され、中に入ってくる分の97％はカットされます。ただし、できる屋根できない屋根はありますので事前に現場調査が必要です。

病院などのような箱型の建物に遮熱の工事はできるのか

箱型というのはスレートや折版、瓦のような屋根ではなく、上を歩ける屋上のある建物の型です。
これに対応した遮熱の商材はあります。シャネリアを薄くしたような素材で、接着剤で貼っていくものですが、やはり輻射熱を遮断する効果を有したものです。露出した状態での施工になりましので寿命は5～10年です。もし常時上を歩かれたりすることがあるのでしたらもう少し寿命は縮むでしょうし、その場合はお勧めしません。

クリーニング工場のような、ボイラーから大量の煙が出る屋根にもカバーはできるのか。後々支障はおこらないのか。

カバー材として使用するガルバリウム鋼板の表面には塗装や保護塗料を塗布するので、表面に煙・水蒸気が当たる場合は特に問題ありません。
しかし煙の性質にもより、化学工場の薬品から出る煙（酸などを含んだもの）などは早くに影響受けることもありますが、普通の煙は特に影響を考えなくてよいでしょう。
また鋼板の切れ目、継ぎ目には何らかの影響を与えることがあるかもしれません。でも最近のガルバリウム鋼板に関しては早くに変色したり穴があいたりすることはありません。

とりあえず以上の形でQ&Aをやってみました。
こちらはご紹介で廻る先や勉強会などを開いた先で出た質問で多いものを選んでいます。
是非、ご参考にして下さい。

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遮熱関係ランキング　Ⅱ

こんにちは！ネッシャーマンです!!

前回から続くランキングのお話の後半です。
前回は気象面重視で、今回は建築重視でいきたいと思います。

人口10万人あたりの熱中症患者の多い都道府県

2013～2017年調べ
　1位　鹿児島県
　2位　熊本県
　3位　和歌山県
　4位　高知県
　5位　沖縄県
やはり南国中心の結果でしたね。
ちなみに前回発表した気温の高い都道府県は、
　1位　沖縄県
　2位　鹿児島県
　3位　宮崎県
でしたが、似たような名前が並びますね。
逆に一番少ないのは北海道でした。
北海道も最近は猛暑でニュースになったりしますけど、不動の避暑地なんですね～。

熱中症に関しての宣伝をさせてもらえれば、遮熱やさんのチラシにもあるように、遮熱やさんの遮熱資材は熱中症予防として利用されます。
これさえあれば気温の高い地域も、日照時間の長い地域も建物内で快適な時間が過ごせます。

ちなみになんですが、
都市部の熱中症多いランキングを見ますと、
東京都　44位
神奈川県　45位
千葉県　36位
で、ヒートアイランド現象などで騒がれるわりには熱中症発生率は低いんだなと感じます。

人口10万人あたりの太陽光発電導入率件数多い都道府県

2022年調べ
　1位　宮崎県
　2位　高知県
　3位　熊本県
　4位　岡山県
　5位　長野県
これを見ると今まで挙げてきた「日照時間の多い県」「降水量の少ない県」の上位がやはり名を連ねています。
写真は野立てですが、工場でしたら屋根の上に並べておられる所がたくさんあります。

太陽光パネルを屋根上に上げる時は、下地の屋根材（特にスレート）が経年劣化で強度が脆くなっていたりしたら設置工事ができないとか、20㎏/㎡のパネルの重さに耐えられないとかいう事がでてきます。
その為にカバー工事で強度を補強する必要があります。
鉄骨を補強するよりも費用も時間もかからないし、雨漏り修繕やアスベスト対策が一緒にできます。
お勧め工事です。

以上、ランキング祭りでした。
調べていて面白かったのでまたするかもしれません。
自分が住む都道府県の状況を探ってみて、屋根工事のスタンダードを確認してみるのも一つのテですね。

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遮熱関係ランキング　Ⅰ

こんにちは！ネッシャーマンです!!

今回は遮熱工事やカバー工事など屋根工事と関係のある日本の都道府県のランキングを見ながら分析してみましょう。

こういうの地域差が出て好きという人もいるでしょう。
ちょっと見てください。

年間日照時間の多い都道府県

2014年調べ
　1位　埼玉県
　2位　群馬県
　3位　山梨県
でした。
関東周辺が主なんだなぁという感想です。
日がよく照ると、洗濯物がよく乾くであるとかカビ、湿気の防止ができ健康面でもメリットがたくさんあります。
その代わり夏暑い、雨漏りが少ないから屋根の損傷に気づかないなども考えられます。

年間降雨量の多い都道府県

2019年調べ
　1位　高知県
　2位　鹿児島県
　3位　宮崎県
学生の時に長野県の霧ヶ峰が日本一の降水量と聞いた気がしたんですが、県単位の降雨量ですと南国でした。
屋根に損傷があったら大変な土地ですね。
これらの県の工場様は急いで梅雨までに雨漏りを直しましょう！

年間降水量が少ない都道府県

2019年調べ
　1位　長野県
　2位　岡山県
　3位　山梨県
左の写真は大げさですが、雨があまり降らない県です。
ネッシャーマンの本拠地・岡山県もありますね。
日照時間の多いランキングとの違いは、雨・雪含めて少ないということで、日は照ってなくても降らなければOKということです。
雨漏り被害は少ないですが、その分屋根の損傷に気づかないということもありますからご用心。

年間平均気温の高い都道府県

2019年調べ
　1位　沖縄県
　2位　鹿児島県
　3位　宮崎県
さすが気温が高いのは軒並み九州地区ですね。
でも聞いたところによるとこれらの地域はジメジメした暑さではなくカラッとした暑さとか。
でも気温が高いのはやはり疲れますから建物内部は遮熱効果で太陽の熱を防いではいかがでしょうか。

ランキング祭りは一旦ここで一区切り。
今回は主に気象関係を重点的に調べてみました。調査時期が古いところもありましたから今はランキングが入れ替わっているかもしれません。そこはご了承下さい。

次回はもう少し屋根や建物に傾いたランキングを見てみましょう。

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遮熱やさん　一周年記念

こんにちは！ネッシャーマンです!!

実は言ってませんでしたが、
遮熱やさんのサイト、ブログ
2月下旬で一周年になりました!!

先達の小屋やさんに続き、植田板金店の名物コーナーとして立ち上がった遮熱やさんでしたが、皆様のおかげで1年目を迎えることができました。
紆余曲折ありながらもここまでこれたのは感動すらおぼえます。

右のものが記念すべき遮熱やさんブログ第1回のものです。
タイトルは「遮熱やさん　よろしくお願いいたします」
初々しさが現れてますね。
これが2022年2月20日に公開されています。

というわけで、今後も日本の人を屋根を設備を商品を守る為、東奔西走致しますので、何卒よろしくお願い申し上げます。

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屋根：張り替え工事とカバー工事

こんにちは！ネッシャーマンです!!

普段何気なく口にしていることを、何かの拍子でふと疑問に思ったり、「改めて考えるとどういう事なのだろう」と思う事ってありませんか？
「あれ、象ってどうやって鼻クソ取ってんだろう」
「そういえば中国地方って、なんで“中国”なんだろう」
とかいろいろありますね。
私もふとこのあいだ思いあたることがありました。

お客様との話の中で、
「スレート屋根の張替工事は、カバー工事と比べて費用も手間もかかります。」
と言います。
これは事実です。
ただじっくり考えたことがありませんでした。
屋根を張り替えた経験もあるのですが、それはかなり特殊な例で普通の張替としては比較できません。
また、お客様が独自に別会社で見積もった張り替え工事の金額を見た事はあります。
シュミレーションで比較検討したこともあります。

これも経験といえば経験でしょうが、自分で深く考えたわけではないので改めて考えてみましょう。

屋根張り替え（葺き替え）工事

屋根張り替え工事（屋根の場合葺き替えまたは葺き直しというのですが馴染みが一般に薄いのでここは張り替えといいます）の工程は基本的に、既存屋根材の剥がし→屋根材貼り付けです。
費用で言うと材料費別で
①剥がし手間費用
②剥がした廃材の処分
③新しい屋根材設置費用
が要るわけです。

アスベストを含んだ建材を取り扱う工事は準備など本当に大変です。
まず事前報告が要ります。アスベストを含んだ建材が何で、どれくらい量あってということを然るべき場所に報告します。しかも2023年10月から資格を持った人のみが調査・報告できるという法律が施行されます。
手間と費用がかかりますねぇ。

いざ工事となると、アスベストを含む建材に絡む工事特に切ったり割ったり崩したりする工事は防護服が必要です。
またこれだけではダメで埃や粉塵が飛散しないように常に水を撒いて現場を湿らせないといけません。
仮設も普通のネットを張った足場ではなく粉塵飛散防止用のしっかりしたネットを張らないといけません。

スレートの工事は制約だらけです。

そして費用面を直撃するのはアスベストを含んだものの処分費用です。
普通の建材を処分するよりかなり高額になります。
量が多ければ多いほどもちろん高額です。工場や倉庫の屋根となると民家の屋根程度の量より何倍も多い訳ですから結構な金額がかかります。

屋根取付工事も、今までスレート屋根材を取り付けていた所に金属鋼板等違う素材のものを取り付ける時は下地を調整しないといけない場合が多いです。その材料費、手間代もかかってきます。

以上が大体の凡その工事に関する手間と費用ですが、この工事をする間もちろん建物の中での業務は停止します。
中にある設備に養生をかけてする場合もありますし、設備をよそに移動させてする場合もあります。
この期間生産は見込めません。

工事以外にも高額の費用が＋されてきます。
ちなみにそれら全部をとある工場様が算出して教えてくれたのですが、1億円では済まないと言われました。800㎡くらいのスレート屋根なんですがね。しかもそれは今から5年以上前の話なので今はその1.5倍くらいはするでしょう。

カバー工事

ではカバー工事はどうでしょうか。
張り替え工事と比べると、
①剥がし手間費用
②剥がした廃材の処分
がかなりカットされます。
事前調査・報告は要ります。地域によっては要らない場合もありますが、今は大抵要ります。
①剥がし手間は樋や細かい金具を取るくらいです。樋も既存をおいておくのなら取る必要はありません。
②廃材の量は張り替え工事とは比べ物にならないくらい少ないです。アスベストを含んだものはほぼありません。費用も全然違ってきますね。

屋根に鋼板を敷設するのみですので、散水など湿らせて工事はしますが防護服までは必要とされません。
大きな粉塵の飛散はないので足場のネットも普通のネットで安全対策に使用されるものです。
それらの準備の費用も手間も張り替え工事より格安になります。
前述通り処分費用も違います。

工事中、工場の中での作業は並行して可能です。
生産がストップすることはありません。

私も改めてじっくり考えてみましたが、正直なところ「あ～こんなに違うんだ」と思い知りました。
今後アスベストの規制法が足されたり厳正化されていったりするとその差は張り替えとカバーで増々ひらいていくと思います。

アスベスト対策重視で工事が頭にある場合は早めの方がいいんだな……と思いました。

皆様、ご相談お待ちしております。

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アスベスト対策によるカバー工事～その対応について～

こんにちは！ネッシャーマンです!!

前にアスベスト＝スレートの恐ろしさを語って皆様を震え上がらせた……つもりです。

今回はその対応についてそこしだけ紹介させて頂きます。

前に別ブログでアスベストがいかに健康に被害を与え、それがどれほど世間に周知されているかということを説明しました。

では、今回はその対処方法についてすこし語ります。

日本でもアスベストの危機感は広まっており、大小にかかわらず企業はその対策に苦慮しております。日々報道される訴訟問題など目の当たりにすれば会社の取締役以上の幹部の皆様も焦りが出るというものです。

弊社の例でもありました。

企業の下請けをしている食品工場様から、親会社からスレート屋根を張り替えるように指示が来たけどそんな費用すぐに捻出できない。何か良い策はないか　というもの。

やはり食品会社様で屋根は50年もののかなり古いものなんだが、雨漏りもたくさんしている。それって雨漏りと一緒にアスベストも中に入ってきているんじゃないかと心配している。雨漏り対策と一緒に屋根の改修を相談したい　というもの。

いろいろ皆様考えてられるようです。

一番良いのは、それはもちろん今あるスレートを全部剥がして新しい屋根材を取り付けることでしょう。

しかし、それは費用も時間もかかることでなかなか実行できません。
これに関しては一コーナーでは語りきれないので後々別のブログで紹介させて頂きます。

では次の案として紹介しますのが、屋根のカバー工法でございます。

屋根カバー工事は、屋根の上に鋼板を敷いてもう一つ屋根を造る工事です。
前の古い屋根材を鋼板ですっぽり覆ってしまう工事です。
こうすることで雨や風などの気象や飛んでくる物から屋根を守る役目を果たします。

気象などの外的要因から屋根を守るということは、屋根への影響をなくすということです。
経年劣化で表面に露出したアスベストが、風に乗って飛散したり雨に乗って流れたりするのを防ぐことになります。

これは立派なアスベスト対策です。
費用も手間も屋根自体の張替工事よりはかなり少なくて済みます。

スレート屋根のアスベスト対策としてネット上でも紹介されているのは、張り替え（葺き替え）が主であとは欠けや剥れ等の損傷部分を直す事くらい、少しカバー工事など別の方法が紹介されているくらいです。
会社の予算や業績、周囲環境などで張替は無理という会社様もたくさんあります。
　気になられた方は一度ご相談ください。

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アスベスト対策によるカバー工事～アスベストの怖さ～

こんにちは！ネッシャーマンです!!

突然ですが、私達はカバー工事をアスベストの飛散対策として紹介させて頂いています。
古いスレート屋根にはアスベスト（石綿）はほぼ間違いなく入っています。
アスベストによる健康被害はずいぶん昔から言われておりますが、その規制もどんどん厳しくなっております。

まったく考えられてないスレートの持ち主の方もいらっしゃいますが、ここは一回アスベストがいかなるものかという事を復習しましょう。

まず、私共が直接対象としているスレートという物ですが、築年数が古い屋根や金属の屋根が都合の悪い工場（湿気がはげしい工場や、酸性が強い煙を出す薬品工場など）でよく使用されるのを見ます。
約20年以上前に製造されたものですと、アスベストにセメントを混ぜて作られています。
その時は安くて軽くて丈夫ということで大変人気でした。メーカーからは「半永久に使用できる」という売り文句で売られた事もあるそうです。
しかしながら2006年に0.1％以上のアスベストを含む商品の製造・販売が禁止されるまでは、製造にアスベストが使われていたことは事実であります。

アスベスト　概略

では、アスベストとは何か。
ネットで見ると「蛇紋石や角閃石が繊維状に変形した天然の鉱石で無機繊維状鉱物の総称」とあります。
繊維状＝糸状になった天然の岩石と考えればいいのでしょうか。
前述のスレートの説明でも少し触れてますが、“安くて軽くて丈夫”という代物でありました。
ところが、世界中で健康被害が報告され始めると「奇跡の鉱物」は一遍に「時限爆弾」と言われるようになりました。

健康被害

アスベストの健康被害で現れるのは
石綿肺・肺がん・中皮腫・良性石綿胸水・びまん性胸膜肥厚
などが主なものです。
中皮腫などは非常に死亡率の高い病気です。
アスベストは粉じんになり肺や胃に溜ってこれらの病気を発症させます。
恐ろしいのはすぐに発病するのではなく、20～40年の時間を経て発症することです。

規制法

健康被害が明るみになるにつれ、その規制法が定められてきました。

1960年（昭和35年）「じん肺法」を施行。定期的なじん肺健　　康診断の実施など規定。
1971年（昭和46年）「特定化学物質等障害予防規則」（以下、特化則）制定。管理規則の設定。
1975年（昭和50年）特化則改正。アスベストの吹き付け作業の原則禁止など。
1995年（平成7年）労働安全衛生法施行令、労働安全衛生規則、特化則がそれぞれ改正。
2003年（平成15年）労働安全衛生法施行令が改正。1重量％を超えるアスベストを含む建材、摩擦材、接着剤などの製造、輸入、譲渡、提供、使用が原則として禁止。2004年（平成16年）施行。
2006年（平成18年）0.1重量％を超えるアスベスト含有製品の製造や使用などが禁止。

訴訟問題

2000年代はアスベスト問題の訴訟ラッシュでした。
日本全国の裁判所で、アスベスト関連疾患を発症した元建設作業員の訴訟が相次ぎました。

そしてついに最高裁判所は、2021年5月17日、建設型アスベスト（石綿）訴訟について、国と建材メーカーの責任を認める判決を下しました。

アスベスト問題は人の生命にかかわる大問題です。
「うちは大丈夫じゃないか」と、多分訴えられた会社もメーカーも思っていたと思います。何よりすぐに発症しないから大丈夫かどうかなんてすぐに確認できません。

皆様、是非ご相談ください。
よろしくお願い致します。

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カバー工法の上に太陽光パネルは設置できるか

カバー工法の屋根の色は選べるか

屋根工事の施工可能範囲は岡山県外でも大丈夫か

スレートのカバー工事は世間に浸透しているか

屋根遮熱工事の工期はどれくらいか

折版屋根にはカバー工事はできないのか。

似た工事をする工務店は他にあるけど、植田板金店の強みはあるか。

小さな小屋でも遮熱効果はあるのか

施工範囲の大きさに上下限はあるのか

遮熱商材は建物内部への施工は可能か

遮熱商材の寿命はどれくらいか

説明した遮熱商材はすべてオリジナル商品なのか

カバー工事のカバーの素材は何か

屋根と柱のみで壁のない建物もできるのか。効果はあるのか。

カバー工事した既存の下地はそれ以上悪くはならないか

カバーや遮熱の工事は普通の住宅にもできるのか

病院などのような箱型の建物に遮熱の工事はできるのか

クリーニング工場のような、ボイラーから大量の煙が出る屋根にもカバーはできるのか。後々支障はおこらないのか。

人口10万人あたりの熱中症患者の多い都道府県

人口10万人あたりの太陽光発電導入率件数多い都道府県

年間日照時間の多い都道府県

年間降雨量の多い都道府県

年間降水量が少ない都道府県

年間平均気温の高い都道府県

屋根張り替え（葺き替え）工事

カバー工事

アスベスト 概略

健康被害

規制法

訴訟問題

アスベスト　概略