全ての事の始まりは、2024年4月16日兵庫県南部を中心にゴルフボール大の雹が降った事です。

このことは工事の依頼が来るまで我々も存じ上げなかったのですが、現地はかなりの被害が出たとのことでした。
実際現地調査で姫路に行った時も割れている屋根やカーポートをいくつも見ました。
被害は建物だけでなく車や人や施設・設備にも及び、姫路市の皆様も大変な思いをされたと思います。

今回我々が工事依頼を受けたのは、姫路市大津区にある会社様。以前に弊社で工事させて頂いた会社様が大家さんになっている建物をお持ちの会社様です。

・T株式会社　様
・本社は別ですが、今回の工事見積依頼は姫路市大津区にある工場の方
・工業用品全般を取り扱っておられる総合商社様です
・工場は築約40年のスレート造り
・屋根の表面積は約400㎡
・工事内容は、雨漏り修繕の為のカバー工事

雹が降った後から雨の度に中が雨漏りで水浸しになるので、屋根全体をカバーしてしまおうとのことです。

屋根は年数の経ったスレート屋根ですので、ドローンで間近で撮っても損傷が大変わかりにくいのです。
実際、雨が降ったら屋根の広範囲にわたって雨漏りが起こり中が水浸しになるとのことなので、おそらく屋根はひびや穴がたくさんあると思われるのですが写真ではほとんどわかりません。
やっと確認できたのが左の写真です。
今回は保険が絡んだ工事で証明写真が必要ということで、わかる写真が撮れるまで大変苦労しました。

さあ見積も提出し、正式に工事依頼もいただきました。
それでは足場設置から……の前に、工場一面にびっしり生えているツタ系の草の伐採をさせて頂きます。

基本的に背の高い建物で、スレート造り、切妻型（三角屋根）は作業中危険なので足場を四方に組ませて頂きます。
特に今回草が生えているのが軒側なので絶対に組まないといけません。
そこで足場を組むのに障害になる草は、施主様に許可をいただいた上で伐採します。

そして、草木を切らせて頂きました。

これで足場が立てられます。

そして工事完了です。

屋根全体にガルバリウム鋼板のカバー材を敷設し終わりました。
工事期間は約2週間。
本当はもっと短い期間でもできるのですが、工期がちょうど梅雨時期にかかりまして雨が多くて作業できない日が何日かありましたので、通常運転よりかかってしまいました。

今回は遮熱材を使うことなくカバー工事のみの仕上がりですが、これで屋根からの雨漏りは完全に断ったと思われます。

見た目もきれいになりまして、美しい仕上がりになっております。

今回は樋も交換いたしました。
実際雹のせいで樋も穴だらけでしたし、カバー工事の際には樋を交換するのも普通です。

これで雨対策は完璧です。
あと不安でしたら外壁のカバー工事も承ります。