夏の暑さや冬の寒さから工場内環境を守り快適にする

このような四季の変化のある日本において快適な室内環境を実現するための外気コントールは非常に重要な問題です。

特に日本の夏は湿度も気温も大変高く屋外だけでなく室内でもなかなか快適に過ごしにくいものです。日陰になる室内でも湿度が高ければ体感的には非常に暑苦しく感じられます。

熱の伝わり方は3種類

建物内において熱移動が最も高いのは「輻射熱」で、他の熱移動の割合と比較が上記のパーセンテージであらわされています。
熱伝導の7割以上がこの輻射熱によるものということが分かります。

室内における温度上昇の原因はこの「輻射熱」

断熱材を使用しているので室温調整や空調対策は大丈夫、と安心していても実際は断熱材だけでは温度の上昇をコントロールしきれないので、それほど高い効果は得られません。
太陽からの電磁波による熱移動＝輻射熱は断熱材に蓄熱してしまう性質があり、日中の太陽からの熱（電磁波）は屋根や外壁にとどまり、夜になると室内に放出してしまいます。
いかに断熱材の性能を上げたところで、太陽からの輻射熱を抑えない限り効果が薄いのです。

超薄型高遮熱材取付工事　シャネリア

シャネリアはアルミニウムやポリエチレンなどで成形された高い遮熱性を得られる遮熱材です。
このシャネリアを屋根や外壁に使用することによって室内の高温化を最大11度も下げ、空調機の温度設定の変化にもつながり消費電力の削減率が最大45％にもなったという実績もあります。
太陽の熱は主に屋根や外壁から入ってきますが、この屋根などの大きな面積にシャネリアを使用することで大きな遮熱効果を得ることができるのです。

遮熱工事の反射メカニズムとその温度差

屋根や外壁に輻射熱を97％カットする超薄型高遮熱材シャネリアを取り付けることにより室内温度は施工前より最大11℃も低下するという大きな効果が得られます。
空調設定温度の変化に伴い消費電力削減率が最大30％になるという実績もあります。

遮熱材シャネリアを取り付けない場合だと屋根裏の温度は64.5℃もあり、太陽からの熱線を直接屋根から95％室内に侵入させてしまいます。遮熱材を取り付けた場合は屋根裏の温度は約半分の32.5℃と低下。熱侵入はなんと3％という結果がでました。
大幅に侵入してくる熱をカットすることができる遮熱材導入で高い効果を実際に体感してください。

日陰式遮熱資材　ルーフシェード

ルーフシェード

ルーフシェードは既存の屋根にカバーする形で施工するタイプの遮熱材ですが、まんべんなくシートを張ってカバーすることによってしっかりと熱を遮断することが可能です。
こもった熱もシートの隙間から放熱することで空気のとどまりを防ぎます。見た目もスッキリさせ、より高い効果を得たいという方はルーフシェードをおすすめします。

●	折板屋根上面に遮熱効果の高い日陰シートを覆うことで夏場の急激な温度上昇を抑制
●	遮熱・断熱効果の高い高密度メッシュシートを取付、熱伝導を低減
●	シートと屋根の間の空気層が熱伝導を低減させ、混ぜの流れにより熱気を排出

【工場の仮想モデル】
●床面積：400㎡（20×20ｍ）●建物高：5ｍ ●工場内部：天井や間仕切りのない一室空間 （鹿児島県でのシミュレーション）

【年間CO₂削減量】
147.9MJ/（㎡・年）×0.278kW・h×0.348kg=14.3kg/（㎡・年） 14.3kg×400㎡=5.720kg/年　約5.7トン削除（原油換算4.2kℓ）
※九州電力（株）の平成20年度分のCO₂排出係数（0.348kg-O₂/kWh)で算出 ※上記数値は試算値であり、保証値ではありません。

遮熱工事の６つのポイント

会社や工場施設に遮熱材を施工することで得られるメリットがいくつかあります。

これらの嬉しい効果が遮熱材を施工することで得られます。シャネリアは屋根や壁どちらにも施工すれば電力削減率が50～60％になることも期待できますし、日陰式遮熱資材であるルーフシェードは遮熱塗装と併用することで更なる暑さ対策への高い効果が期待できます。また、夏の暑さ対策だけではなく冬場の空調管理にも備えることができます。
年間を通して空調による光熱費にお悩みの方は遮熱材シャネリアの設置検討をおすすめいたします。

遮熱工事は植田板金店にお任せください

工場などにおける屋根カバー工法

屋根カバー工法は既存の屋根を撤去し一から葺き替える屋根葺き替え工法に比べ、元からある屋根の上に新しい屋根材をかぶせるという施工法なのでコストを抑えられることと工期が短く済むというメリットがあります。
また既存屋根をそのままにした状態でカバーしていく工事法なので、工場作業を稼働中でも施工可能なのもメリットと言えます。

屋根葺き替え工法とカバー工法の違い

屋根工事には様々な工法があります。先述の屋根葺き替え工法とカバー工法の違いをご紹介しましょう。

工期の短さ、費用の安さから人気

屋根カバー工法の魅力は費用の安さと工期の短さによるところが大きいでしょう。

屋根カバー工法のメリットデメリット

● 廃材がでにくい工法ですので余分なコストもかからず、廃棄処理などの作業もないため工期もその分短縮できます。
● 既存屋根を撤去せずその上に新しい屋根材を重ねていく工法ですので、工場作業をしながら工事を進めることが出来るのも魅力です。
● カバー工法をすることで屋根そのものに厚みが出て遮熱・断熱効果と遮音効果が更に期待できます。
● 外部要因を遮断しますので、スレートの中に含まれるアスベストの飛散を防ぎアスベスト対策として施工することができます。




● 建て方や瓦など素材によっては対応できない場合もあります。
△「屋根が重くなって耐震性が悪くなる」とネット情報等で言われておりますが、実際は10㎏/㎡以下の重量なので意に介するものではありません。よほど柱や梁が弱くなっていたら問題ですが、工事前には必ず現場調査をして確認・検討・判断致します。

屋根カバー工法を多く扱う業者に頼みましょう

屋根の補修工事には様々な方法がありますが、お客様の多くはその方法を知りません。単なる一部の補修で済むのか、それとも同じ屋根材で全体の補修工事を頼んだほうがいいのでしょうか。
また既存屋根の上に直接葺くカバー工法は現状不可能であるなどはプロに聞かないと分からないと思います。