ご依頼いただいたのは
岡山県玉野市にあります　K社様

会社では設備や乗り物の部品を製造・販売されています。

今回は工場ではなく事務所です。
一階建て平屋。中は事務所と給湯室とトイレ等があります。

屋根は波型金属の折版屋根。

屋根上には使用されてないアンテナがあるくらいで特に何もありません。
ただ、電線が数本張ってありましてカバー工事の時はどかさないといけません。でないと金属が接触すれば感電してしまう恐れがあります。

今回のカバー工事見積依頼の原因は建物内部で起こっている雨漏りです。

ジプトーンの天井を染み抜けて仕切り壁のクロスに影響が出ています。
実はトイレの天井にも雨漏りの水がにじんでます。

これらは発生源がわからずしばらく手を付けかねる状態でした。

屋根上をよく見ると、一回傷か何かの損傷で朽ちている部分があり、そこはかなり前（1～2年前）に補修された跡があります。
コーキングでされていますが、それも割れてきています。
今回の雨漏りの原因はこれかな？
可能性は非常に高いです。でもコーキングしてもすぐ数か月～数年後にはまた割れてきます。

これはやはりお勧めはカバー工事です。

雨漏りをほぼ確実に直すのだったらやはりカバー工法です。

特に今回のように事前に施主様から「何回もどこを修繕してもどこからか雨漏りしてくる。原因がわからない。」という言葉をいただいていたらやはり薦めるのはカバー工法です。

カバー工法は屋根全体に“もう一つの屋根”を造る工法です。つまり全体を覆うので、全ての原因を塞いでしまいます。その為、原因不明で直せなかった雨漏りも直してしまう可能性が高いのです。

今回の工事では、屋根自体もそうですが付随している周りの金物も全部きれいにしましょう。
屋根を押さえる妻アングルも錆びています。こうなると強度も弱くなるし、その錆びが屋根に伝染する可能性もあります。
これも交換します。

いよいよ屋根工事にはいります。

入りますが、まず屋根の上に複数張ってある電線をまとめるなり外すなりしないとカバー設置工事が危険なものになってしまいます。
電線をまとめる工事をします。

昇降階段を設置して、屋根の上に上がれるようにします。

カバーを運んで取り付けて、役物を付けて、コーキングして屋根にカバーを取り付けます。

カバー工事　完了です。

屋根全てをカバーで覆いました。
これでまず雨が漏ってくる心配はありません。
ついでに外観がすごくきれいになって新品同様に見えますね。

妻アングルなどの金具もきれいになりました。

電線もまとめられてます。