屋根:張り替え工事とカバー工事
2023.3.7
こんにちは!ネッシャーマンです!!
普段何気なく口にしていることを、何かの拍子でふと疑問に思ったり、「改めて考えるとどういう事なのだろう」と思う事ってありませんか?
「あれ、象ってどうやって鼻クソ取ってんだろう」
「そういえば中国地方って、なんで“中国”なんだろう」
とかいろいろありますね。
私もふとこのあいだ思いあたることがありました。
お客様との話の中で、
「スレート屋根の張替工事は、カバー工事と比べて費用も手間もかかります。」
と言います。
これは事実です。
ただじっくり考えたことがありませんでした。
屋根を張り替えた経験もあるのですが、それはかなり特殊な例で普通の張替としては比較できません。
また、お客様が独自に別会社で見積もった張り替え工事の金額を見た事はあります。
シュミレーションで比較検討したこともあります。
これも経験といえば経験でしょうが、自分で深く考えたわけではないので改めて考えてみましょう。
「スレート屋根の張替工事は、カバー工事と比べて費用も手間もかかります。」
と言います。
これは事実です。
ただじっくり考えたことがありませんでした。
屋根を張り替えた経験もあるのですが、それはかなり特殊な例で普通の張替としては比較できません。
また、お客様が独自に別会社で見積もった張り替え工事の金額を見た事はあります。
シュミレーションで比較検討したこともあります。
これも経験といえば経験でしょうが、自分で深く考えたわけではないので改めて考えてみましょう。
屋根張り替え(葺き替え)工事
屋根張り替え工事(屋根の場合葺き替えまたは葺き直しというのですが馴染みが一般に薄いのでここは張り替えといいます)の工程は基本的に、既存屋根材の剥がし→屋根材貼り付けです。
費用で言うと材料費別で
①剥がし手間費用
②剥がした廃材の処分
③新しい屋根材設置費用
が要るわけです。
費用で言うと材料費別で
①剥がし手間費用
②剥がした廃材の処分
③新しい屋根材設置費用
が要るわけです。
アスベストを含んだ建材を取り扱う工事は準備など本当に大変です。
まず事前報告が要ります。アスベストを含んだ建材が何で、どれくらい量あってということを然るべき場所に報告します。しかも2023年10月から資格を持った人のみが調査・報告できるという法律が施行されます。
手間と費用がかかりますねぇ。
まず事前報告が要ります。アスベストを含んだ建材が何で、どれくらい量あってということを然るべき場所に報告します。しかも2023年10月から資格を持った人のみが調査・報告できるという法律が施行されます。
手間と費用がかかりますねぇ。
いざ工事となると、アスベストを含む建材に絡む工事特に切ったり割ったり崩したりする工事は防護服が必要です。
またこれだけではダメで埃や粉塵が飛散しないように常に水を撒いて現場を湿らせないといけません。
仮設も普通のネットを張った足場ではなく粉塵飛散防止用のしっかりしたネットを張らないといけません。
スレートの工事は制約だらけです。
またこれだけではダメで埃や粉塵が飛散しないように常に水を撒いて現場を湿らせないといけません。
仮設も普通のネットを張った足場ではなく粉塵飛散防止用のしっかりしたネットを張らないといけません。
スレートの工事は制約だらけです。
そして費用面を直撃するのはアスベストを含んだものの処分費用です。
普通の建材を処分するよりかなり高額になります。
量が多ければ多いほどもちろん高額です。工場や倉庫の屋根となると民家の屋根程度の量より何倍も多い訳ですから結構な金額がかかります。
普通の建材を処分するよりかなり高額になります。
量が多ければ多いほどもちろん高額です。工場や倉庫の屋根となると民家の屋根程度の量より何倍も多い訳ですから結構な金額がかかります。
屋根取付工事も、今までスレート屋根材を取り付けていた所に金属鋼板等違う素材のものを取り付ける時は下地を調整しないといけない場合が多いです。その材料費、手間代もかかってきます。
以上が大体の凡その工事に関する手間と費用ですが、この工事をする間もちろん建物の中での業務は停止します。
中にある設備に養生をかけてする場合もありますし、設備をよそに移動させてする場合もあります。
この期間生産は見込めません。
工事以外にも高額の費用が+されてきます。
ちなみにそれら全部をとある工場様が算出して教えてくれたのですが、1億円では済まないと言われました。800㎡くらいのスレート屋根なんですがね。しかもそれは今から5年以上前の話なので今はその1.5倍くらいはするでしょう。
以上が大体の凡その工事に関する手間と費用ですが、この工事をする間もちろん建物の中での業務は停止します。
中にある設備に養生をかけてする場合もありますし、設備をよそに移動させてする場合もあります。
この期間生産は見込めません。
工事以外にも高額の費用が+されてきます。
ちなみにそれら全部をとある工場様が算出して教えてくれたのですが、1億円では済まないと言われました。800㎡くらいのスレート屋根なんですがね。しかもそれは今から5年以上前の話なので今はその1.5倍くらいはするでしょう。
カバー工事
ではカバー工事はどうでしょうか。
張り替え工事と比べると、
①剥がし手間費用
②剥がした廃材の処分
がかなりカットされます。
事前調査・報告は要ります。地域によっては要らない場合もありますが、今は大抵要ります。
①剥がし手間は樋や細かい金具を取るくらいです。樋も既存をおいておくのなら取る必要はありません。
②廃材の量は張り替え工事とは比べ物にならないくらい少ないです。アスベストを含んだものはほぼありません。費用も全然違ってきますね。
張り替え工事と比べると、
①剥がし手間費用
②剥がした廃材の処分
がかなりカットされます。
事前調査・報告は要ります。地域によっては要らない場合もありますが、今は大抵要ります。
①剥がし手間は樋や細かい金具を取るくらいです。樋も既存をおいておくのなら取る必要はありません。
②廃材の量は張り替え工事とは比べ物にならないくらい少ないです。アスベストを含んだものはほぼありません。費用も全然違ってきますね。
屋根に鋼板を敷設するのみですので、散水など湿らせて工事はしますが防護服までは必要とされません。
大きな粉塵の飛散はないので足場のネットも普通のネットで安全対策に使用されるものです。
それらの準備の費用も手間も張り替え工事より格安になります。
前述通り処分費用も違います。
工事中、工場の中での作業は並行して可能です。
生産がストップすることはありません。
大きな粉塵の飛散はないので足場のネットも普通のネットで安全対策に使用されるものです。
それらの準備の費用も手間も張り替え工事より格安になります。
前述通り処分費用も違います。
工事中、工場の中での作業は並行して可能です。
生産がストップすることはありません。
私も改めてじっくり考えてみましたが、正直なところ「あ~こんなに違うんだ」と思い知りました。
今後アスベストの規制法が足されたり厳正化されていったりするとその差は張り替えとカバーで増々ひらいていくと思います。
アスベスト対策重視で工事が頭にある場合は早めの方がいいんだな……と思いました。
皆様、ご相談お待ちしております。
今後アスベストの規制法が足されたり厳正化されていったりするとその差は張り替えとカバーで増々ひらいていくと思います。
アスベスト対策重視で工事が頭にある場合は早めの方がいいんだな……と思いました。
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