現場紹介
・岡山県の食品工場様です
・建物はスレート屋根
・築年数は約50年くらいと思われます

この度は雨漏り対策工事のご相談でした。
インターネットで、屋根の改修工事で検索したところ弊社を見つけて下さいました。

現場の調査をさせて頂きました。
やはりスレート屋根も30年以上の築年数があるとあちこちに傷みが出てきます。
それに強度も弱くなってきます。上に乗っただけで割れたりするものです。プロの作業員でも割って突き抜けて落ちたり、雨漏りの原因にある穴をあけたりするくらいなので、早くなんとかしたいという気持ちはよくわかります。

さあ、いよいよ工事開始です！

最初にするのは安全対策。
足場を組んで昇降階段を付けて、仮設足場を最初に設置します。
その後するのが屋根の上に安全ネットを敷き詰めます。
これは、万が一屋根を踏み抜いたとしても作業者の身を守ってくれる為の物です。
これが屋根の上のボルトに引っかかってバスケット状になり落下を防いでくれます。

工事はカバー工事です。
メイン工事であるガルバリウム鋼板製のカバー板を設置していきます。
既存のスレートの上を歩くのは技術と経験と勇気が要りますが、カバーの上を歩くのはそこまでの気は使わなくてもよくなります。

工場の屋根の上にはいろいろあります。
ルーフファン、室外機、アンテナ、排煙筒……
会社や、何をしている工場かにもよりますが何かが乗っていることは珍しくありません。
こちらの屋根の上にはパイプ、ラインなど中を何かが通っている鉄管がたくさんあります。
こういう所の下に敷設するカバーは、棟から軒までの一枚ものでいかず継ぎ継ぎのジョイントで貼ります。
水下に向けて重ねていくので上を流れる雨が入る心配はありません。

カバーを全て付け終わりますと、今度は各所の小さな部品をつけていきます。
どんなものかといいますと、棟包み、面戸、水切り　等々。
コーキング前の仕上げのような作業です。

工事完了しました！

今回の工事の対象はメイン工場の屋根の上です。
築50年近いスレート屋根も、カバーすることで新品同様の外観を取り戻せました。

しかも上に上がっても割れることも、踏み抜くこともありません。雨漏りの心配も30年くらいはありません。

カバーは製品と設備と中で働く人を守ります。